クルマの知恵袋!『本革シートケア方法』

本革シートはファブリックシートに比べて質感、高級感の高さがたまらない一品です!

クルマの革シートは本革、合皮レザーとどちらもよく使われています。オープンカーなど条件が厳しい車両では合皮レザーなどの耐久性のある合皮もよく使用されており、スポーツカーでは滑りにくいように起毛されたアルカンターラ(スウェード調)が使われることも多いです。

クルマの革シートはカバンや財布と革が違う!?

一般的な財布、靴、カバンなどの革製品と車のシートは全く異なります!

通常の製品に使用される革製品はオイルレザーやブライドルレザーなどは基本的に水分NG。やわらかいブラシでほこりや汚れを落とし、専用のオイルやクリームを塗りこんで革になじませる、というのが一般的なお手入れですが、クルマの革シートは違うんです!!

通常の革製品とクルマの革シートと使用される環境が大きく違います!

真夏の車内は50℃を超す高温に長時間晒され、冬場は外気温と同じマイナス温度まで下がる車内。

雨の日には雨粒が降りこんだり、濡れた服で座られたり。

さらに革の大敵である乾燥ですが、車の中はエアコンで除湿されることはあっても加湿をされることはほぼありません。

あぁー、なんて酷な環境で使用をされる革シート…。

そういった環境的なものだけでなく、物理的にも乗降のたびに何度も強く摩擦されます。

こんなハードな環境で、しかも車が廃車になるまでの間ずっと使用され続けるのがクルマの革シートです!

クルマの革シートはコーティングされています!!

その過酷さに耐えるため、革シートの表面には樹脂による塗装加工が施されています。

樹脂による表面被膜が、乾燥や水分、汚れや摩擦から革表面を強力に保護し、長年の使用が可能となっております!

この樹脂による加工が一般の革製品と自動車用レザーシートの大きく異なる部分です!

人が座った際に摩擦、雨などの水分の付着にも耐えるようになっているので、そこに通常の革製品用のオイルやクリームを塗っても革には殆ど影響されません。

むしろ余計な汚れが付着したり、変色するリスクがあるのでレザークリームやワックス系製品の使用は避けたほうが良いです!

革シートのケアはこれでOK!!

革シートのお手入れのは「水で固く絞った柔らかいタオルで拭く」
以上!!

とても簡単です!!

ただ、大切なのは「汚れたらすぐやる」ことです。
汚れた直後であれば、比較的簡単に汚れも落とせます。
定期的に掃除をするのも効果的です!

汚れを放置すると、その汚れはなかなか落ちなくなってしまいます。
一度定着した汚れを落とすのはなかなか大変です。

強い溶剤を使ったり、ゴシゴシと強くこすったりすると、むしろシートそのものを傷つけてしまうこともありますのでご注意を!!

どうしても落ちにくい汚れがある場合は、市販の中性洗剤を薄めて使うのが有効です。

「えっ、本革に水や洗剤を使っていいの?」

と思われるかもしれませんが、先程説明したように樹脂によるコーティングがされているので問題有りません。

*ご注意点! パンチング加工(通気口が空いているもの)やアルカンターラ(起毛されたレザー)は水や洗剤をつけてしまうとシート内部まで浸透してしまうので使用を控えてください!

こんな簡単なケアでOKなクルマの革シート! 科学的にも、実用的にもとても優れたクルマの革シート、オプションで高額な理由がお分かり頂けますよね!

高額ですが、やはり本革シートの高級感や質感の高さに勝るものはないです!

本革シートはケアのし易さから、『ダニ』や『ホコリ』から避けやすく、お子様やダストアレルギーなどをお持ちの方にもお勧めです!!

追記、、 新しいクルマを探されている男性の方へ。 なかなか新しいクルマに乗り換えたいのに、家の大蔵省がクルマに興味が無く、クルマ選びが前進できない方!本革シートのほとんどは『シートヒーター』が装備されております!是非、本革シートを売りにアタックしてみて下さい!!

冷たい冬でも助手席を暖かくしておけば、本革シートの温もりに大蔵省もきっと新しいクルマにイチコロのはずです!!(こちらはあくまでも私の経験談からくる想像です…。)

なにわともあれ、是非、本革シートの虜になってみてください!!

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